在宅就業を希望する障がい者の方へ

コラム

100人の気持ちがひとつになったとき

「動機が善ならば不可能はない」

まさに海津社長の言葉通りの講演会でした。

当日は朝から雨。それにもかかわらず100名近くの方がご参加してくださいました。気づくと受付は廊下まで長蛇の列になっていました。

スワン講演会を告知したのが1ヶ月前、目標を100名と設定しました。が、、本当にそんな集められるかしら?と不安になりました。

でも信じられないことが起きました。

告知と同時にお問い合わせが殺到しました!1週間前にはもう90名以上のお申し込みをいただきました。お申込みいただいたのは起業家ばかりでなくご年配の方、大学生(教授の推薦で7名も参加しました)、福祉相談員、障がいのある方、また障がいをお持ちのご家族の方、中には中学生も参加されました。

それだけ社会の仕組みをなんとか変えたい、福祉を変えたい、社会起業家を目指す方がたくさんいるのが、開催前から実感として肌で感じていました。

開始時刻になりました。

まだ廊下では受付を待つ列、でも、皆さん、じっと開始を待ってらっしゃいました。

いよいよスワンの海津社長の講演。

「社会起業家」とは、これから社会の目指すこと、障がい者雇用の現場の楽しいエピソードを笑いをまじえての話し、ずばずばといいたいことをいうテンポのいい話しぶり。

そこには従業員を愛する温かいお人柄がよく伺えました。

一番響いた言葉、、

 「自分にできることを一生懸命に」

もちろん、ハンディキャップがあるのでできないこともある。だからこそ、みんなで協力して仕事をするのです。

例えば、Aさんは元気にあいさつはできるけどお金を数えるのは苦手。Bさんは確実に間違いなく数えることができる。それなら、二人で協力してレジをやればいいのです。

最初はできることは少ないけど、指示に従って着実にこなしていく。そのうちにできることが多くなって、自分で動けるようになる。どうしても自分ではできない事は、他の人に頼んでやってもらう。

何も難しいことはないんですね。これが「長所を生かして短所は仲間が助けるスワンの全員経営」です。

でも、考えてみてください。これはどんな組織でも当たり前にやっていることでしょ?どんな企業でも適材適所というのをやっている。だから、障がい者だからってできない事は全くないのです。

こんな一言一言を聞き漏らすことなく、全身で海津社長の言葉を受け止めようとする100人の気持ちがひとつになりました。

講演後の拍手の波に感激しました。

そして、手際よくいろいろ手伝ってくださったお仲間に感謝、PCを操作してくれた仲間、その隣でタイムキーパをしてくれた仲間、大阪から朝一に飛行機で駆けつけてくれました。

ママたちに講演内容を聞いてほしいとキッズルームに篭って託児を引き受けてくれた大阪の起業家仲間。

来場者100名という混乱している受付で終始笑顔を絶やさずに対応してくださった女の子。彼女は障がいがありながらも頑張って勉強したプロのイラストレータさんです。

障がいがある、なし関係なくみんなでひとつになって取り組む姿は・・・

まるでスワンベーカリーの店内のようでした!!

こんなに会場が愛に包まれた温かい講演会は初めてでした。本当にありがとうございました!!!

http://www.kalmia.jp/swan/swan2/swan2.html
 ⇒ 当日の熱い講演会の様子ご覧になってくださいね。

http://www.swanbakery.jp/news/2009/052501_news.html
 ⇒ スワンベーカリーのHPでも報告していただきました。

(J・N)

 

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