在宅就業を希望する障がい者の方へ

在宅で仕事をするには

在宅勤務について

在宅勤務の背景

就労を希望する人の目的の一つに、職場の中で様々な人と交流をし、社会との関わりを持ちたいという事があげられます。
しかしながら、障がいの状況により、通勤が困難な為、就業の機会が得られないという人が居ます。
その問題を解決する方法として、在宅での勤務形態が徐々に浸透し始めています。

只、この就労形態は、まだまだ一般化していませんので、不安を感じ、在宅勤務は望まないという人がいらっしゃいます。
その一番の理由は、外部との接触が無く、閉塞してしまうのではないかという事です。
自宅でPCに向かって仕事をしているだけでは、人とのコミュニケーションが無く、又、適正な評価を得る事が出来ず、充足感は得られないのではないかという危惧を抱くのは当然の事だと思います。

在宅勤務のメリット・デメリット

しかし、難聴や失語症など、コミュニケーションをはかるのが少々難しい方も、それぞれの手段で、社会との接点を保っていることはすでに日常化しています。
在宅勤務と言っても、雇用先からの連絡事項や、同じ立場の人からのメールなどで、日々社会との繋がりを感じることは出来ます。
又、実際に会社での打ち合わせがあったり、仲間との交流の場もあります。
受身で過ごしていると孤独感があったり、物足りなさを感じるかもしれませんが、積極性を持ち、工夫や意思によって、社会の一員であるという事が充分感じられる事と思います。

しかしながら、全くデメリットが無いと言う事でもありません。基本的には「すべて自分でやらなければならない」というプレッシャーがかかって来ます。
まずは、始める前に家族やサポートの方にその目的を話し、納得してもらう――自分のことだけではなく、お互いのメリットデメリットについて話し合う事が必要です。
在宅勤務のメリットとデメリットを比較し、自分にはどちらが向いているか充分に確認した上で、進む方向を決めて頂きたいと思います。

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