在宅就業を希望する障がい者の方へ

コラム

イギリス手話で意外なこと

先日、手話を教えている先方でイギリス人の方とお会いしたのですが、イギリス手話(BSL)をほんの少し知っておられイギリス式アルファベットをご存知でした。もっとも意外だったのは、何故か、「下痢」と「便秘」は日本手話(JSL)でどのように表現するかを尋ねられ、表現したところ、「とてもよく似ている!」と興奮気味でおっしゃっていました。

どうして、質問の内容が「下痢」と「便秘」だったのかはよくわからないけれども、恐らく彼がそれを鮮明に覚えていたことでもあるのでしょう。彼は26歳と若く時々おちゃめです。

日本手話は、世界共通ではないんです。しかし、世界共通サインというものならあります。それは健聴者さんも知っているジェスチャーのようなものもあります。

 例) 「それは知らない」「わからないよ」を両手の平を上にしわからないという仕草です。

国際手話(ISL)があり、アメリカ手話がベースとなっています。世界標準用語が英語であるように国際手話が世界標準手話ともいえます。

今でも車椅子の方のためのエレベーターに健康な人が利用しているのを見かけると苛立ちます。

スムーズに歩ける足があるというのになんということでしょうか。あるまじき社会現象かも。

私と娘は実家へ帰省するたびキャリーバックを使用するのですが、エスカレーターは利用しますが重くてもエレベーターは利用しません。

私は時々グループレッスンで同和教育のような感じのことを話します。それは聴覚障がい者だけではなく、他の障がい者のことも話します。知らない方がおられることが多いので、理解を深める一環として心のバリアフリー「障壁」を取り除くために行っています。

都内でアメリカ手話(ASL)を学ぶ聴覚障がい者が増え、ネイティブのアメリカろう者で2年くらい日本手話留学をするとともにアメリカ手話講師している方がおられます。数回お会いしたことがあります。

日本のろう者は、アメリカ手話を学ぶと同時に英語を学習するメリットがあり学習されています。

同時に、日本手話を学ぶのと同時に日本語を学ぶ外国人さんも増加しました。

私が教えているある企業では、障がい者と障がい者枠で聴覚障がい者の雇用を考えておられます。代表者が肝臓がない内臓障がい者です。

関西国際大学だったと思いますが、英語を教えるのと同時にアメリカ手話を導入した大学があります。それは日本で唯一初めてのことです。

(A・K)

 

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